恋愛や人間関係で相手と話している時に、”咄嗟に怒りを感じてしまう”ということはありませんか?
相手の態度に腹が立つという時や、相手に悪気はないだろうけど、なんだか相手の行動が引っかかって怒りや抵抗感を感じてしまう・・。
怒りたいわけじゃないのに、なんなら怒りなんて感じたくないのに、どうしても許せなくて、反応してしまう。
こういう時って、苦しいですよね。
でも、これにもちゃんとした理由や原因があり、それを紐解いていくと、その苦しみをや咄嗟に感じる怒りや抵抗感を超えていけるようになります。
目次
咄嗟に怒りや抵抗感を感じる理由とは
- 彼と話している時
- 親と話している時
- なんかモヤモヤするあの人と話している時
など、こういう時に、咄嗟に怒りを感じたり、抵抗感を感じたり、イライラしてしまう・・。
こういう時に何が起きているかというと、”その相手に感じるその怒りや抵抗感は、本当は幼い頃に親との関係で起きていて、その時の自分が反応している”が、起きているのです。
分かりやすくいうと、同じ痛みを感じているインナーチャイルドが痛みに共鳴して、咄嗟に反応している、ということでもあります。
これは、だからその相手がすることをあなたの親も全く同じことをした、ということではなく、
そこで感じた痛みが同じ、という意味で、共鳴する、という意味で、です。
彼に対して怒りや抵抗感を感じた時
たとえば、”彼に対して理不尽な扱いを受けて、すごく腹が立つ。殺意のような、どろどろした気持ちがどうしてもわいてきて苦しい。でも、中々離れられない。”とするならば、
↑親に怒りたかったけど怒れなかったり、怒っちゃいけないがあったり、怒っても言いくるめられたり、理解してもらえなかった可能性がある。
そして、それがあるがゆえに、親に絶妙な距離感で怒りを感じないようにしたり、出さないようにしながら、無意識で捨てられないようにしながら、でもどこかで果たせなかった思いを果たす瞬間を待っている自分がいる。
というように、根っこに親との関係の中で取り残された思いや悲しみ、痛みなどが反応し、今になってスライドして、そこであの時の自分が叫びだす、が起きているのです。
それとともに、”今感じるその殺意のような怒りと、近いような激しい怒りが、親との関係であった可能性がある”ということでもあるのです。
その時の自分が今になって反応して、ワッ!と怒りがわく。
友達に対して怒りや抵抗感を感じた時
他にも、
”たとえば友達が自慢話をしてきたり、分かってほしいという気持ちや愚痴をずっと話してくる。なんだか、イライラしてくるし、何だか分からないけど、なんか、キレそう”という時。
↑親との関係で、自慢話をしちゃいけない、があったり、自慢話を我慢したうえで気づいてもらえるまで自分を犠牲にしたり頑張り続けないといけなかった、があったり、自分の行動を否定されたり、誰かと比べられた、があったり、辛い時によしよししてもらえなかった、とか、分かってもらえなかったとか、そういった可能性があります。
これは一概に全てそうというわけではなく、やはり一人一人、様々な背景があります。
こういうことが親との関係であって、あの時に傷ついた自分が、今になってワッ!と反応して、怒り、となったり、イライラとなったり、自分を見失うくらい咄嗟に反応してしまう、となるのです。
つまり、咄嗟に怒りや抵抗感を感じるということは、
そうやってすぐ反応するくらいに傷ついている自分がいる、ということでもあります。
その自分が取り残されているからこそ、その思いを果たせなかったからこそ、今になって強い感情となってわきでてくる、が起きるのです。
じゃあどうしたらいいのか
じゃあどうしたらいいかというと、
①まずその自分に気づくようにする
まずは、怒りや抵抗感を感じた時に、『あ、今自分が反応しているぞ・・!』と、気づいていくと良いです。
ここで怒りや抵抗感に同一化してしまうからこそ、ぶわあーーっとさらに怒りが込み上げてきたり、イライラが止まらない!となります。
そうではなく、”そう反応している自分にいったん気づく”をすることで、『イライラする、腹が立つ・・』というところから、『今すごく反応してるぞ・・自分はイライラしているなあ、今怒りを感じているなあ』という、俯瞰の立ち位置に立つことができます。
こうやって、”まずその自分に気づく”をしていくと良いです。
『あ、今反応してるぞ』
『あ、今こう感じているぞ』
これを繰り返していくと良いです。
②どんな痛みや傷が反応しているのだろう?
そうやって気づくを繰り返していったら、
『この咄嗟の反応は、過去のどんな痛みや傷の自分が反応して、叫んでいるのだろう?』
という視点で振り返っていくと良いです。
それだけ反応するくらい傷ついたまま取り残されている自分が、自分の中にいる、ということなのです。
では、その傷は、いつできた?過去のどんな時に、同じ痛みや悲しさや怒り、恐怖を感じた?
この根っこが、親との関係であったり、身内との関係にあるのです。
でも、親との関係や身内との関係ほど、覚えてない、となったり、思い出せない、分からない、となってしまうことがよくあります。
なので、無理して引っ張り出そうと、思い出そうとする必要もないですし、これをしなきゃ変われない!ともならなくて大丈夫です。
原因探しをするのではなく、なんとなく、『こういう痛みや悲しさがあったかなあ?あの時の事かなあ?』と、振り返ってみると良いです。
→ここの紐解きがもも芋の特技であり、セッションでごっそり紐解いていきます。
あなたがいけないわけではない
そして、人は怒りを感じると、しばしばその自分を否定したり、怒りを消そうとしてしまいます。
でも、その怒りを消す必要はありません。
本当はあるのに消そうとする、をすると、外側の現実に望んでいないものが映し出されるが起きる、が潜在意識の仕組みの一つでもあります。
なので、怒りを消そうとしなくて良いし、その自分を責める必要はありません。
むしろ、責めないでください。
あなたは何も悪くない。
咄嗟に怒りや抵抗感を感じる自分、イライラする自分、相手を変えたいと思ってしまう自分、全ていて良いのです。
それ踏まえた上で、『私は今こう感じているなあ』と、一つ一つ、丁寧に大切に受け取っていくと良いです。
これがあなたにとって外側の変化にも繋がるし、あなたにとって幸せや愛の世界へ移行、となっていきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
怒りや抵抗感って、中々人に言えなかったり、そんな自分を否定してしまいますよね・・。
でも、この記事を読んで、是非これからはその自分を許していきながら、『今自分はこう感じているなあ』と、自分の感情を一つ一つ大事に受け取っていただけたら幸いです。
こうしていくことで、怒りや抵抗感を感じて苦しい、というところを超えていけるようになります。
参考になりましたら幸いです。