恋愛がうまくいかない、悲しい恋愛を繰り返してしまう、という時。
その理由として、無意識で、過去の痛みを今になってスライドさせて再体験をする、ということがあります。
恋愛がうまくいかない、という時、実はかなりの確率でこれが起きています。
この過去の痛みを超え、幸せな恋愛を叶える方法をお伝えします。
目次
どうして繰り返すのか
私たちは幼い頃に、
- 蓋をした傷
- あの時に果たせなかったこと
を、無意識で今になって果たそうとしたり、
それらの思いが無意識の根っことなり、
- 親との間にできた距離感
- 自分を開示する感覚(親にどこまで開示できていたか)
- 愛されたくて近づきたい気持ち
- 傷つくことが怖くて離れたい気持ち
などを、今になって外側にスライドさせます。
これはあなたが1番愛してほしい人、つまり、恋愛関係の相手に、濃く映し出されます。
なので、恋愛がうまくいかない、という時は、ここを見ていくことはとても大切であり、近道となります。
私たちは、幼い頃の悲しさや痛みに蓋をしてしまいます。
それはどうしてかというと、幼かった私たちにとっては、抱えきれないくらいの痛みであり、とても見ることができなかったからです。
また、幼い頃は親に対して依存していないと生きていけない身でもあったので、その親に捨てられるとは、”死の恐怖”でもあったわけです。
だからこそ、自分の本当の気持ちを抑圧してしまうし、それが無意識の癖、パターンとなっています。
でも、私たちが抑圧した感情、たとえば、
- 悲しみ
- 怒り
- 憎しみ
は消えたわけではありません。
今になって外側にその思いの発散、気づいてもらうこと、謝罪してもらえる瞬間、を求めるようになります。
他にも、
- 甘えたい
- 分かってほしい
- 認めてほしい
という思いなども、今になって外側にスライドさせて、その思いを果たそうとします。
こういった思いは、抑圧して消えるものではなく、抑圧すればするほど、それを果たしたいという思いは大きくなるものなのです。
でも、私たちは蓋をすることすら無意識だったりするので、果たしたいと思う気持ちの反面、無意識の抑圧のブレーキがかかり、咄嗟に我慢しながらも、また果たそうとする、ということを行き来するようになります。
これが恋愛に大きく影響を与えます。
このように私たちは、”本当の自分の気持ちを抑圧する”ということを、無意識に、咄嗟にしてしまいます。
そしてこれを大人になった今でもしてしまうのです。
あなたもそうではないでしょうか?
この無意識の癖、パターンが、恋愛に影響が出るわけです。
そして、本当は悲しいのに我慢したり、本当は嫌なのに相手に合わせるなどを、ついしてしまうようになります。
この無意識の癖、パターンに気づいていきながら、今までとは違うやり方をしていくことが、今日のお話の超え方となります。
今までと違うやり方をしていく
では、どうしたらいいのかというと、
- 相手にちゃんと伝える
- 自分の気持ちを主張する
- 自分の気持ちを尊重したうえで行動、選択をする
をしていきます。
自分への抑圧が大きい方ほど、
- 分かってもらえなかった
- 気づいてもらえなかった
- 言えなかった
- 怒れなかった
という果たせなかった気持ちが取り残されています。
それが今になって怒りとなったり、憎しみとなったり、それを感じられるような現実、人が映し出されるようになります。
でも、あの時のように、愛されるために、捨てられないために自分の主張を相手に言えない、が起きます。
これを読んでいるみなさまも、ここで苦しい思いを感じたり、悲しいとなったり、怒りがわいてくるのではないでしょうか。
そして、今になって私たちは、
- 爆発する
- ぶつける
- 伝えてみる
をして、ことごとく心が折れる、となったり、
- 我慢するしかない
- 私が我慢すればいい
となったりしまうのです。
分かってほしいを望んでいる自分にまず気づく
ここで大切なのが、あなたはここで、
”分かってもらう、を果たす瞬間を待ち望んでいる”ということにまず気づいていくことです。
これは、だからあなたがいけない、ということではありません。
- 分かってもらえないと嫌
- 分かってほしい
これらがスッキリとする瞬間を望みながら、それを叶えようとしては、失敗している。
いつかのあの時のように、が起きていませんか?
分かってほしい自分がいても良いのです。
でも、その自分と同一化したまま、それを相手に求める、をしてしまうと、また違った方向に行ってしまいます。
この世の法則として、分からせようとしたり、理解させようとするなど、”相手を変えることはできない”ということがあり、
また、変えようとすればするほど、変わらない、が起きるもの、だからです。
理解を求めずにまず自分の気持ちを伝える
なので、
- 咄嗟に我慢してしまう自分
- 分かってほしいと強く望む自分
という自分に気づく、を繰り返しながら、今までのやり方を変えていきます。
咄嗟に我慢するということから、相手に伝える、をしていきます。
”分かってもらおうとせずに”あなたの気持ちを主張するのです。
(その自分にも気づきながら)
そうすることで、時に相手は理解しないかもしれないし、相手はそんなあなたを見てポイッとするかもしれないし、
あなたが避けたいであろう現実があるかもしれません。
でも、その相手を分からせようとするのではなく、その相手を変えようとするのではなく、あなたの主張をする、ということがすごく大切なのです。
- それはできない
- それは嫌
- 私はこうしたい
と伝えることや、
- 傷ついたら離れる
- 相手が理解を示さなかったら離れる
- 失礼な扱われ方をされたら離れる
という、自分を尊重した行動をしていく。
この行動にすごく意味があって、これは、あなたの過去の傷を超えることができる瞬間でもあります。
もちろん無理してする必要はなくて、可能なところから、できる範囲ではじめてください。
バトルする必要もない
これは、だからといって、
『あなた無理なので離れます!』というような感じで、バッサリ相手を切り捨てる、ということもしなくて良いです。
主張して良いからと言って、
- 相手を責める
- 怒りをぶつける
をしていい、してくださいということではなくて、あなたは、ただ、伝えれば、良いのです。
ポイントは、
- わざわざバトルしない
- 相手を加害者におかない
- 相手を怒らせるやり方をしなくて良い
というところです。
相手をバッサリ切ったり、相手を悪者にして離れるをすると、結果として、相手からの攻撃を受けたり、報復が起きることがあります。
なので、わざわざそうする必要はなくて、
あなたは自分を大切にしながら、ふわーっとフェードアウトする、をしても良いわけです。
1番大切なことは、自分を大切にすることです。
相手を切り捨てたり、相手が怒るように反応を示す必要はなくて、嫌な思いをしたらそれを伝えれば良いし、そこで100%の理解を求めるのではなく、
伝えても理解を示さない相手なら私はいりません、とあなたが拒否して良いのです。
これを、今まではまた相手を理解させる旅、に出てしまっていたけど、
もうそこに時間を使わなくて良いんだ、私は私のことを大切にしてくれて、理解してくれる世界に行けばいいんだ、とその相手から静かに離れるをしていく良いです。
とはいえ、『分かってほしい』という思いもわいてきますよね。
その思いがいけないことではないし、その思いを消す必要はないし、誰でもその思いはわいて出てくるもの、です。
でも、それをどうにかして果たそうとする、をしていくと、望まない方向に行ってしまいます。
なので、分かってくれるかはおいといて、分かってくれなくても、とりあえず伝える。
その上で、分かってくれたら嬉しいな、という感じでいくと良いです。
あなたはただ伝えるということをして良い
そうすることで、
過去に取り残された小さな自分が、報われていきます。
あなたの深い悲しみの一つに、
- それを言えなかったこと
- 主張できなかったこと
という傷があると思います。
あの時の小さかった自分は我慢するしかできなかったけど、大人になった私たちは、もう主張して良いのです。
相手に愛されるために、相手に捨てられないために、自分を犠牲にして我慢する必要はありません。
もちろん、怒っちゃいけないとか、ぶつけちゃいけないとか、そういうことではありません。
時にはそういう時もあるでしょう。
そういう自分を責める必要もなくて、”~しちゃいけない”となる必要もありません。
泣き寝入りをしてください、ということでもありません。
ただ、主張する、伝えてみる、を、してみる。
あなたは、これをもうしても良いのです。
これらをしていくことで、過去のスライド、無意識のパターンを超えていけるようになり、現実の変化にも繋がっていきます。
まとめ
今までは愛されるために、捨てられないように、自分を我慢させないといけなかったかもしれません。
過去の痛みゆえに、相手に理解してもらわないといけない、となっていたかもしれません。
でも、その旅はもう終わらせて大丈夫です。
あなたはもう相手に伝えて良いし、あなたが自分の気持ちを伝えたことで反発する相手からは、もう離れる、をして良いのです。
そことバトルする必要もないし、あなたはあなたを大切にしてあげて良い。
少しずつからで良いので、是非実践してみてください。