私たちは結局親や、育ててくれた人、兄弟、に似ている人に恋をしたり、そういう人がタイプ、となります。
1番は父親。私たちは父親に似ている人、その要素を持っている人を好きになります。
どれだけ大嫌い、と感じていたとしても。
いや、彼は全然似てないぞ?と感じていたとしても、いやいや、そんなことはない。
彼に腹立つところとか、怒ってしまうところ、許せないところなどは、そっくりだったりします。
私は父親が大嫌い、嫌悪、無理、というくらいだったので、父親に似ている人を好んでいるとは到底思えなかったタチなのですが、あとから振り返ってみると、そうそう、こういうところ惹かれちゃうんだよね~ってところとか、
そういうものを持っている人に共通しているもの、といいますか、
結局、そっくりさんがタイプだったと後から気づきました。笑
あと、父を嫌悪していると、魅力なところまで見ようともしなかったので、振り返ってみればそうだわ、と、なったり。
で、結局、彼くんは、私の父親、の要素だけではなく、男兄弟の要素までも兼ねそろえて似てるわあ!という人だった。笑
結局私たちは、頭でどれだけ嫌っていたとしても、父親や男兄弟(というか、親や両親)のことが大好きで、愛しているのである。
もちろん、父と彼くんはしっかり似ていて、でもかといってそれが苦痛、というわけではなく、そこを見る視点を超越したからこそ、感じるものが今は違う、昔だったら反応してただろうなあ、という感じ。
父への失恋の再チャレンジ。これが私たちの恋愛の一つの使命であったりもする。
そうかそうか、そういう傷があるのねえ、そういう痛みがあるのねえ、というか。
かつ、私を映し出してくれている、のでもあるので、そういう視点で受け取る。
こうやって今もなお、私は彼くんによって自分を学ぶことができるし、受け取ることができる。
父や男兄弟の痛みごと、そしてそれを超えた愛を、彼くんが(無意識で)教えてくれる。ありがたやありがたや。
今まではその学びも、自分が壊れてしまうくらいのボロボロの恋愛、で終わっていたけど、今は自分を受け取りながら、彼くんと過ごしていく日々、となった。
受け取れば受け取るほど、父への見方や、男兄弟への見方も変わってくる。
過去が変わる。これをすごく感じる。
かといって私は彼くんと絶対にこれからもずっと結ばれる!!ということを望んでいるわけではない。
心から大好きだし、これからも一緒にいたい気持ちは変わらない。
でも、そこに昔みたいな執着心はなくて、お互いが幸せであったり、魂が望む方を選ぶのだとするなら、そこを応援していたい、というスタンスです。
未来のことは誰も分からない。何かを避けようとしたところで、それは思わぬ方向に行く。
私ができることは、自分を受け取り続け、自分の心を満たし、丁寧に今を生きていくだけ。
それがなぜか、彼くんとの絆がどんどん深くなる、結びつきが強くなる、に、なぜかなっていく。
不思議だけど、どうやら、そういうもの、だったらしい。