私はある時、こんな気づきがあった。
自分が思っている以上に分かってしまう、受け取ってしまっている、ということを。
これは、私に透視能力や霊視能力がすごくありまっせー!ということではなく、繊細さん、HSP、エンパス体質さん、のお話です。
私はとにかく、人の顔色を読んで生きてきた。
というか、物心つく頃から、人が怖くて怖くてたまらなくて、ひどい対人恐怖があった。
それは大人になってもひどくて、普通の会話の中で、相手の一瞬の顔色をすぐにキャッチして、それに怯えて、攻撃されない私になろうと必死に生きていた気がする。
相手と会話をしている最中に、表向き笑っていたりしていても、私の発言で、相手が『ん?』と感じる瞬間や、相手の意に反したことを言ってしまった瞬間を感じて、そこにすかさず反応していた。
とくに、相手がイラッとする瞬間を逃さなかった。すぐに、キャッチしてしまう。
こういったことがあるからこそ、とてつもなく生き辛くて、人と会うとグッタリ疲れて、孤独感に襲われて、よく泣いていた。
でね、もし、私と同じような、繊細さん、HSP、エンパスさん、が読んでくれていたとするならば、
あなたは、あなたが思っている以上に、相手を分かってしまって、受け取ってしまう、が起きています。
これはね、どういうことかというと、人って誰しもが、相手との会話の中で、大人な自分が表向き会話をしているかもしれないけど、奥にいる小さな自分もちゃんとその会話を聞いていて、反応しているんです。
嫉妬とか、羨ましいとか、悔しいとか、時には壊してやりたいとか、邪魔したいとか。
奥の傷ついた自分は、その感情を出してくる。
↑ここを、キャッチしてしまうんです。私達は。
私はずっと、相手からの報復とか、攻撃とか、引きずりおろされるんじゃないか、みたいな恐怖がずっとありました。
私が私らしく生きたら、相手の逆鱗に触れたら、相手が嫉妬したら、相手が悔しいとなったら、私の人生は破壊され、引きずりおろされて、そして声高々に笑われて、屈辱の世界に押し込められる、というような恐怖がありました。
だから、相手の嫉妬とか、悔しいとか、そういう感情に厳重に反応しなくちゃいけなかった。
世の中には、繊細さんじゃない人(繊細を抑圧した人も含め)、もたくさんいます。
その人たちは、ここをキャッチしないんです。分からないんです。(これがダメということではなくて。十人十色です。)
そして、もう一つある時気づいたのが、相手の中にいる子が嫉妬したり、悔しいとなったとしても、その本人でさえも、その声に気づいていないことが多いのです。
私達が、自分を抑圧するように、相手もまた、その声に気づかなくなっている時が多い。
そりゃ、時には、本人も気づかないまま、何か沸々としてマウントとってくる、みたいなこともあるでしょう。
私達は、マウントを取られる前に回避、くらいな勢いで、相手の中のその子に反応していることが多いのです。
何が言いたいかというと、
- 自分が思っている以上に分かってしまう、受け取ってしまう
- 相手の顔色を読んだり、恐怖に怯えてしまうのは、相手の奥にいる子の声が分かってしまうから、見えてしまうから
これらのことに気づく、これらの自分に気づく、が、大切なのです。
そうすると多分、また景色が変わってくると思います。
で、さらにそれは才能であり、お与えもの、なのです。
あなたの生き辛かった人生が、豊かになる道具の一つのなっていくのです。
今までこれがあるがゆえにたくさん鬼ハード、だったものが、です。